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Blog:パフォーミングアート、神懸かり的な美しさ

G∀LMET Photo:Masafumi Nakanishi 2016:Osaka,Japan.

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バンドのライブやダンス、演劇などのパフォーミングアートが持つパワー。人間のプリミティブなエネルギーが発散されるパフォーミングアートの世界を写したいと思っています。

今回撮影したのは、関西を拠点に活動するG∀LMET(ギャルメット)。ちょっとだけ激しいサウンドのガールズバンドです。

この日のライブはオーディション形式で、複数のバンドが動員とオーディエンスの投票数を競うものでした。
出演時間は20分程度。バンドが入れ替わるたびにオーディエンスも入れ替わり、客席の前方はバンドのファンが詰めかけ、すぐに黒山の人だかりになります。
私は3つも前の出演者から客席最前列に陣取って、露出や画角をチェックしました。

短い出演時間の中で、立ち位置を移動できるチャンスはおそらく1度きり。従来からのファンや新しいオーディエンスに向けて、バンドがMCするタイミング(事前に打ち合わせていません)、次の移動先も見定めておきます。

G∀LMET Photo:Masafumi Nakanishi 2016:Osaka,Japan.

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メインのカメラは、動体撮影について絶大な信頼を置いているCanon EOS7 MarkII、レンズは抜群の解像度を誇るEF24-70mm F2.8L II USMです。
サブのカメラはFUJIFILM X100T。これは場合によっては左手でレリーズして、右手のEOS7D MarkIIと同時に撮影することができます。

EOS7D MarkIIのフォーカスエリアは、1点とラージゾーンを選択できるようにしています。フォーカスモードはAI SERVO、AF-Lボタンを親指で押下している間、被写体にピントを合わせ続けてくれます。

EOS7D MarkIIのセンサーサイズはAPS-Cです。ファインダー内のほとんどの領域にフォーカスポイントが分布しており、フォーカスエリアをラージゾーンにして画面の中のどの位置にメインの被写体を置くかを決めてしまえば、メインの被写体が激しく動き回っても、構図を守りながらフォローフォーカスし続けてくれます。

G∀LMET Photo:Masafumi Nakanishi 2016:Osaka,Japan.

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ライブの撮影ではしばしば起こる状況ですが、バンドメンバーの前にマイクスタンド、ドラムセット、オーディエンスが振り上げた腕などがフレームインしてくると、そちらにピントがあってしまいます。
そうゆうときは、親指でフォーカスエリア選択レバーを倒して、フォーカスエリアを1点に切り替えます。このレバーが本当に素晴らしい!

2016年7月現在、EOS7D MarkIIより上位機種に、この機構は搭載されていません。ワンアクションでフォーカスエリアを切り替えられるこの機構、ファインダー内に広く分布したフォーカスポイント、フラッグシップに次ぐ秒間コマ数を誇るシャッター機構が、EOS 7D MarkIIが持つ動体撮影へのアドバンテージです。

G∀LMET Photo:Masafumi Nakanishi 2016:Osaka,Japan.

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演奏が始まったら、親指でオートフォーカスを作動し続け、レンズを振り回して、最高の構図とタイミングを求めてシャッターを切り続けます。
自分の近くと遠くに同時にシャッターチャンスが訪れたときは、左手の人差し指でX100Tをレリーズします。

一瞬の演奏の隙間を使って、撮影位置を移動します。物怖じしてはいられません。何度もオーディエンスの波にもまれながら、夢中でレリーズし続けます。

G∀LMET Photo:Masafumi Nakanishi 2016:Osaka,Japan.

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歌や踊りは、古来祈祷のための神聖なものであったと思います。特別な表現力を持ったひとたちは、神を媒体するものとして讃えられ、ひとびとに神的な体験をさせるために歌い、舞ったことでしょう。

パフォーミングアートには神懸かり的な美しさがあります。筋肉の躍動と内的なパワーの発言が、ひとびとの情感にダイレクトに働きかけ、感情を揺さぶり共感覚をもたらします。
この美しいパワーをたくさん撮影したいと思っています。

G∀LMET Photo:Masafumi Nakanishi 2016:Osaka,Japan.

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Photograph and story by Masafumi Nakanishi
http://www.masafumi.portfoliobox.net/


EF24-70mm F2.8L II USM

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